稲毛バースクリニック

お知らせ

HOME > お知らせ

2009.12.18 子宮頸がん予防ワクチンのお知らせ

平成21年12月22日より日本でも解禁となります。 世界で、100カ国以上ですでに行われています。
ワクチンに関しては、この国の取り組みは常に遅れを取ってきました。

子宮頸部がんは、若い女性で発症率の高い女性特有の癌で、性行為によって 伝搬する発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が間違いなく原因であることがわかっております。 多くの若い女性がこのHPVに感染していますが、HPVの中でも数種類のタイプ(高リスクタイプ)が将来的に子宮がんを引き起こします。
特に高リスク型のHPV16型18型の感染に対して予防効果のあるワクチンがこの度、日本でも認可発売に至りましたので、 初交開始年齢前の10歳以上の女児よりワクチン接種を推奨することにしました。
投与後の感染予防効果は、現状発売後少なくとも6.4年間は持続しており、今後は20年以上の効果の持続が期待できると言われております。

異性のパートナーのいらっしゃる多くの女性は、すでに何らかのHPVに感染しているものと 予想されますが、約90%のHPV感染は2年以内に退縮、消失します。 一部のHPVの持続感染が子宮頸部の上皮内病変(前癌病変含む)に発展しては退縮、消失するため、 統計的には、1000人の高リスクHPV感染があったとしたら、十数年経て、1.5人程度が子宮頸部がんに発展すると言われています。

このように、性行為前の女性でなくとも、ワクチン投与は今後の新たなHPV感染を予防でき、しいては子宮頸がんを減少させるものと期待されております。 HPVの高リスクタイプにご自身が感染しているのか否かは、当院で4000円程度で検査可能ですので、お問い合わせください。

この度の予防ワクチンに関しては、計3回の筋肉内注射投与です。
スケジュールは、初回、1ヶ月後、6ヶ月後となります。
自費診療となり、費用は1回あたり16000円、3回接種で計48000円になります。
この3回の接種によって、子宮前癌病変の70~80%以上が予防できるとされております。

興味のある方は、是非ともお気軽にお問い合わせください。

子宮頸がん予防ワクチンサイト
allwomen.jp 子宮頸がん情報サイト 子宮頸がん予防情報サイト「もっと守ろう.jp」
-サーバリックス・ガーダシルは当院にて接種できます-


お知らせ一覧に戻る

ページのトップへ戻る